南海本線和歌山大学前~紀ノ川にて
さて、最近忙しく臨時更新どころか通常更新もままならない状況ですが、本日は南海ネタ消費のための臨時更新を行います。今回掲載するのは南海2000系2031F。
撮影日は昨年の9月1日であり、この日は自宅近くの踏切で南海8300系の急行列車を狙って待っていました。今回の2031Fは8300系の急行の1本前に通過した難波行き普通です。
南海2000系は1990年に登場した高野線向けの通勤形電車で、平坦区間から山岳区間への直通運用を想定して設計されています。従来より直通運用に使用されてきた形式と同じく、17m級の2扉車。
南海で最初にVVVFインバータ制御方式を採用した形式であり、日立製作所製のGTO-VVVFであるVF-HR-125が採用されました。3次車以降はVFG-HR-1810Aを採用しています。
4両編成9本と2両編成14本の合計64両が製造されました。高野線では4両編成から8両編成まで様々なパターンで編成が組まれています。オール2連の8両編成も見ることが出来ますね。
この2000系は7次に渡って製造され、各製造次で改良が施されています。製造次数によって側面のビードの数やパンタ位置、車内の座席配置などに違いがありますね。
写真の2031Fは3次車として1992年11月に製造されました。3次車は何れも2両編成で、落成当初から現行塗装とされた最初のグループです。1・2次車は緑帯の旧塗装で落成ました。
高野線山岳区間のワンマン化によって、機器類の関係から2両編成単独では運用されない2000系は一部が休車となり、この2031Fも2005年から休車となっていました。
2007年から南海本線で転用されることとなり、8月11日から南海本線での営業運転を開始しています。2両編成ですが、もう1本の3次車である2032Fと編成を組んでいます。
・・・以上、ほぼ固定編成。ぽっぽやがお送りしました。