京都鉄道博物館にて
京都鉄道博物館で撮影した特急雷鳥の金沢行き方向幕。本館で展示されている489系クハ489-1が掲示している物です。前面のヘッドマークも「雷鳥」の文字マークが取り付けられていますね。
廃止までに何度も撮影している雷鳥ですが、金沢行きの方向幕は撮影していなかったようです。福井や富山など金沢以外の行先の方向幕であれば撮影しているのですが。
特急雷鳥は1964年10月のダイヤ改正で設定されました。ダイヤ上に設定されたのは10月でしたが、481系の完成が遅れたため実際に運行が開始されたのは12月だったようです。
運行開始当初は大阪~富山間を結ぶ特急であり、1966年のダイヤ改正で大阪~金沢間の急行「加賀」1往復を吸収し大阪~金沢間での運行も始まります。
1975年には湖西線が開業して米原経由から湖西線経由となり、エル特急に指定されました。1978年には特急「北越」の大阪発着列車を吸収、大阪~新潟での運行が始まっています。
更に1991年に七尾線が電化されると、和倉温泉までの乗り入れも行われるようになりました。1995年に681系が、2001年に683系が投入され、2001年のダイヤ改正では富山・和倉温泉発着の列車は「サンダーバード」に、金沢発着の列車は「雷鳥」に整理されます。
同時に新潟発着の雷鳥は廃止となっていますね。そして2011年3月12日のダイヤ改正で全て「サンダーバード」に統一されて「雷鳥」は廃止となっています。
写真の方向幕は国鉄特急の一般的なレイアウトに準じていますね。金沢・富山・新潟行きの他に福井行きや魚津行き、和倉温泉行き、また神戸行きや姫路行きの幕も存在したようです。
・・・以上、たまに切り替わったりしてるんだろうか。鉄道員日記がお送りしました。