南海高野線浅香山~我孫子前にて
昨年2月11日に南海高野線の浅香山~我孫子前間にある大和川橋梁で撮影した南海6200系6507Fの河内長野行き普通。前回に続いてまたも6200系がやって来ましたが、今回は4両編成でした。
この日を含めて6200系はよく撮影する形式ですが、6両編成を撮ることの方が多く、写真の様な4両編成はあまり撮ったことがありませんね。6507Fもこの時が初撮影です。
南海6200系は1974年に登場した南海の通勤形電車で、南海6000系・6100系に続く20m級4扉のオールステンレス車として製造されました。全車が高野線で運用されています。
先に登場した6100系は6000系のスタイルを踏襲したため全体的なデザインは似ていますが、この6200系ではモデルチェンジが行われたため、6000系・6100系とは異なるスタイルとなっています。
丸みのあった前面は角張った切妻とされ、ヘッドライトは貫通扉上部から前面窓下部に移設されました。また方向幕が前面窓上部から貫通扉の上部へと移っています。
6200系は1974年から1985年までに6両編成6本と4両編成4本の52両が製造され、また南海8000系・8200系からの編入車により現在は76両が在籍しています。
登場から半世紀以上経過している6000系に比べるとまだ車齢の若い6200系ですが、2009年からはリニューアルが開始されました。これは制御機器を換装する比較的大がかりな物で、従来の抵抗制御からVVVFインバータ制御に取り替えられています。
また車内にはLED式の車内案内表示装置やSOSボタン、ドア開閉予告放送などが追加されています。前面にはスカートが取り付けられたため、未更新車とは見た目の印象が違いますね。
現在の所、4両編成はすべて更新工事が完了しています。写真の6507Fは1977年6月27日に製造された編成で、4両編成の残り3本と共に2次車に分類されます。更新工事は2011年に行われました。
・・・以上、昼下がりの阪堺電車。ef_end_63がお送りしました。