舞鶴基地にて
昨年7月27日に行われた舞鶴基地サマーフェスタ。そこで撮影した海上自衛隊の装備品を撮影順に続けて掲載しています。前回に続いて今回も支援船。
今回はYW-23 水船17号型「23号」を掲載します。前回の油船201号型204号の隣、艀との間に繋留されていたのがこの水船23号でした。
水船17号型は名称の通り真水を取り扱う支援船で、分類は第1種支援船とされています。主な任務は艦艇への真水の補給。船にとって真水というのは血の一滴とも言える存在ですね。
公称船型は310トン型で、全長37.7m、全幅6.8m、深さ3.6m、喫水2.7mというサイズ。エンジンは360馬力のいすゞUM6SD1Tディーゼルエンジン2基で軸数も2軸。最大速力は9ノットです。
船内には360トンの真水タンクがあり、毎時150トンの給水能力を持つポンプを装備しています。船体後部には最大積載量2.3トンのドライカーゴ搭載スペースが設置されています。
同型艦は8隻で、全て現役で活躍していますね。最近は港湾の設備が充実し、水船の活躍の場も少なくなっており、海上自衛隊の水船は現在の所17号型8隻のみが現役です。
写真の水船は自走することが出来ますが、かつては非自走型の水船というのも2タイプ2隻存在していました。現在はどちらも退役しています。
沖で錨泊する場合やブイ繋留の場合は基本的に水船での補給が必要となり、その他離島が断水した際などに災害派遣されることもあるようですね。
水船17号型は油船201号型の203号以降と準同型で、船型はほぼ同じです。ただこちらは、危険物を取り扱う船ではないため火気厳禁の表記がありませんね。
・・・以上、終わる気配の全くない海自ネタ。ef_end_63がお送りしました。