南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
さて、前回で昨年2月11日撮影分の掲載が終了しましたので、今回からは昨年2月19日撮影分を掲載していきます。相変わらず一年以上遅れての掲載ですね(笑)。
この日は復刻塗装となっていた南海10000系10004Fを撮影するのが主な目的で、まず自宅の近所で撮影してから淡輪周辺に出掛けました。何かとボツネタの多い日でしたね。
南海10000系は1985年に登場した特急形電車で、1985年11月1日に運行を開始した特急「サザン」用として製造されました。当初は先頭車のみの2両編成が10本製造されています。
1992年に南海は新CI戦略を開始し、それに合わせた新デザインとして現行塗装に変更されています。また2両編成3本が中間車に改造され、新造中間車も12両が製造されました。
この中間車によって10004F~10010Fが4両編成へと増結されています。改造中間車の種車となったのは10001F~10003Fの6両で、10004F~10006Fに組み込まれていますね。
改造中間車では窓の大きさなどが種車のままなので両先頭車と揃っていますが、新造中間車は1992年登場の南海11000系の改良点を取り入れたため外見が異なります。
改造中間車を組み込んだ編成の内、10005F・10006Fは廃車となっているため、残っているのは最若番の10004Fのみですね。復刻塗装の編成に選ばれたのもそう言う事情からでしょうか。
この復刻塗装は南海電鉄の創業130周年と南海7000系の引退を記念して実施された物で、2015年6月13日に復刻塗装での運行を開始、2016年3月31日まで運行されました。
・・・以上、今でも10004Fにはよく遭遇する。ぽっぽやがお送りしました。