オハネ25-210にて
昨年2月13日に乗車した寝台特急「あけぼの」の車内で撮影した写真を掲載したいと思います。廃止1ヶ月前とあって自分も窓口で10時打ちをし、切符を入手しました。
乗車したのは2号車のオハネ25-210の7番下段。自分にとって初めての寝台列車ということもあり、非常に印象に残っています。
まずは通路の様子。24系の開放B寝台の場合、寝台は車両の片側に配置され通路はその反対側を通っています。蛍光灯の間には鏡が設置され、洗面所まで行かなくても身だしなみを整えることが可能。
減光されるとこんな雰囲気。青森行き下りあけぼのの場合、大宮を発車してから減光されていました。
寝台の様子。寝台のサイズは上下段共に幅約700mmで長さ約1950mm。寝台内の高さは下段が約1100mm、上段が約950mm。
寝台は枕木方向に配置され、転落防止用に上段にはベルト、下段には折りたたみ式の手摺りがあります。写真の中央にあるのは上段に登るための梯子。その奥にテーブルがあります。
それぞれ各寝台に読書灯があり、蛍光灯・電球・消灯を切り替える事が出来ます。アメニティは浴衣とハンガーが各寝台に、スリッパが寝台の下に準備されています。
下段にのみ通路側の仕切りと壁側に小さなテーブルがあります。また通路の天井上が荷物スペースとなっているため、収納時に使うステップが下段寝台の下に格納されています。
奥のテーブルにある栓抜き。なかなか貴重。
こちらは洗面台の様子。オハネ25-210の場合、洗面台は2つ並んで設置されており、通路との間を仕切るカーテンがあります。
鏡は三面鏡となっており、上着を引っ掛けるためのフック、ひげそり用のコンセント、コップなどがありますね。蛇口は手をかざすと水が出る自動の物で、温度調節が可能。
最近はコンセントを使ってスマホを充電している事が多いですが、バッテリーを繋げたまま放置するのはいかがな物かと。
洗面台から振り返るとあるのが冷水器。これに関しては車両によって撤去されている場合、稼働して因幡亜衣があるのですが、写真の冷水器は稼働していました。
紙コップを引っ張り出しボタンを押すと冷たい水が出てきます。冬の乗車だったので暖房が強くっかっており、冷たい水は身体に染み込みました。
最後に貫通扉のB寝台表記。
・・・以上、混んでないと良いなぁ・・・日曜日だし。ぽっぽやがお送りしました。