南海本線和歌山市~紀ノ川にて
昨年3月12日に撮影した南海7100系7129F。快晴の下、歴史ある南海本線紀ノ川橋梁を渡っていきました。和歌山市方に併結されているのは南海10000系10007F。
この日はこの紀ノ川橋梁で撮影を開始し、午後から淡輪・尾崎方面で撮影を行っていました。最終的には自宅の近所で撮影を終えています。過ごしやすい春先の撮影でした。
南海7100系は1969年に登場した20m級4扉の通勤形電車で、1963年登場の南海7000系をベースとして設計されました。現在でも南海本線・空港線の主力として運用されていますね。
最終的には1973年までに2両編成20本と4両編成28本の152両が製造されました。この製造数は南海の形式としては最も多いもので、現在も記録は破られていません。
当時の南海では架線電圧を600Vから1500Vへの昇圧を控えており、改造などで昇圧に対応できない旧型の形式を置き換える必要があるため大量に製造されました。
昇圧の時期に導入されたため600Vと1500Vに対応するため電装品は複電圧仕様とされています。最終製造グループの6次車のみ昇圧後の落成となったため単電圧仕様で製造されていますね。
基本的な性能は南海7000系と同じですが、パンタグラフの搭載位置や制御装置の形式、台車形式が変更されています。車体は戸袋窓が廃止され、客用ドアが両開きとなりました。そのため側面の印象がかなり変わっていますね。
写真の南海7100系7129Fは1970年7月16日に東急車輛大阪製作所で製造されました。7100系の2次車に該当する編成で、2次車から新製冷房車となっています。
・・・以上、台風はどこへ。ぽっぽやがお送りしました。