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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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特急「さくら・はやぶさ」HM

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京都鉄道博物館にて

4月1日に京都鉄道博物館で撮影した寝台特急「さくら」「はやぶさ」の複合ヘッドマーク。この日は色々なヘッドマークを撮影しましたが、複合ヘッドマークを掲載するのは今回が初めてですね。

京都鉄道博物館では本館にヘッドマークを集めたコーナーがあり、今回のヘッドマークもそこで展示されていました。複合ヘッドマークは他にも「彗星・あかつき」がありましたね。

「さくら」という列車名は1923年から1943年まで東京~下関間で運行されていた特急に初めて付けられました。当時は「櫻」と漢字表記となっていたようですね。

戦後、1959年にそれまで「平和」として運行されていた東京~長崎間の特急を改名する形で「さくら」が登場します。同時に20系客車での運行が始まり、ブルートレインとなりました。

当時は電源車込みの13両編成でしたが、7~12号車は博多止まりの付属編成でした。その後運行区間や牽引機関車の変更などが行われ、1972年には14系客車に置き換えられます。

その後も運行区間や編成などが変更されましたが、基本的には長崎~東京間で運行され続けました。「さくら」の廃止は2005年2月28日発の列車をもって運行終了、3月1日に廃止となっています。

一方で「はやぶさ」は1958年に東京~鹿児島間の特急として運行を開始、1960年には20系客車が投入されブルートレイン化。運行区間は東京~西鹿児島となります。

1975年には20系客車が24系客車に置き換えられ、その後も編成や車内設備などが変更されましたが、運行区間は1997年まで東京~西鹿児島のままでした。定期列車としては日本最長距離を走る列車でしたね。

1999年に利用者減少に伴い「さくら」と「はやぶさ」の併結運転が開始されます。東京~鳥栖間で併結が行われ、「はやぶさ」の24系客車と「さくら」の14系客車の併結となっています。

その併結運行で使用されていたヘッドマークが今回のもの。上下分割でそれぞれの列車名とイラストが表現されており、写真のヘッドマークは東京~下関間で使用されていました。

九州島内では写真の様な上下分割ではなく二つのデザインを重ね合わせたようなヘッドマークが使用されていましたね。なおこのヘッドマークは2005年の「さくら」廃止に伴い使用されなくなっています。

「さくら」廃止後も「はやぶさ」は残ったため、東京~門司間で「富士」と併結されるようになり、東京~下関間では新たに「富士・はやぶさ」の複合ヘッドマークが導入されました。

その「富士・はやぶさ」ヘッドマークも上下分割となっており、「はやぶさ」のイラスト部分は写真のヘッドマークのそれとほぼ同じデザインとなっていますね。


・・・以上、いかにけりを付けるか。ぽっぽやがお送りしました。

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