中百舌鳥にて
9月8日に中百舌鳥駅で撮影した泉北高速鉄道3000系3519Fと3553Fの並び。同じ形式の並びですが、前面の印象が大きく異なるのが面白いですね。
この日は特急泉北ライナーと泉北高速鉄道の各形式を撮影するのが主な狙いでした。個人的にはこの3000系が泉北の形式で一番好きなので、この並びを撮影できたのは嬉しかったですね。
左が3519Fで難波行きの準急として発車していくシーン、右が3553Fで和泉中央行きの各駅停車として発車を待っているシーンです。どちらも下り方の先頭車を撮影しています。
泉北3000系は泉北高速鉄道の前身である第3セクターの大阪府都市開発時代に導入された通勤形電車で、南海6200系をベースとする20m級4扉のステンレス車。
内部構体もステンレスのオールステンレス車と内部構体は普通鋼製のセミステンレス車があり、写真の3519Fはオールステンレス車で3553Fはセミステンレス車ですね。
セミステンレス車が存在するのは、第3セクターだったので製造メーカーの競争入札を行う必要があったため。当時オールステンレス車の製造は東急車輛製造がほぼ全てを行っていました。
写真の3553Fは中間電動車ユニットから改造された編成で、中間車に運転台を取り付けたため3519Fと違う前面デザインとなっています。前面にコルゲートがないのでスッキリした印象ですね。
泉北3000系は6両で落成した編成もあり、その一部から抜き取られて先頭車改造が行われました。1999年に2両編成3本が改造で登場し、1本が南海に転属したため泉北には2本が残っています。
泉北高速鉄道3519Fは最初のオールステンレス編成で、1986年3月25日に製造されました。3553Fは3511Fから抜き取られた3019-3020の2両を種車としており、製造日は1979年4月10日。
・・・以上、模型で再現したい。鉄道員日記がお送りしました。