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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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DD51型ディーゼル機関車 DT113B型台車

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イメージ 1

京都鉄道博物館にて

4月1日に京都鉄道博物館で撮影したDD51型ディーゼル機関車の動力台車、DT113B型。本館で保存されているDD51-756号機の1エンド側の台車です。こう言った細かい部分をじっくり見られるのが良いですね。

京都鉄道博物館ではDD51-756号機の下に通路を設け、下面をライトアップすることで機関車の下回りがどの様になっているかを実際に見ることが出来ます。

写真はありませんが、模型のように推進軸が繋がっているのを実際に見て感激しましたね。ピットを歩いたことはありましたが、機関車の下に潜り込むという体験は初めてでした。

DD51はB-2-Bの軸配置で中間に軸重調整用の付随台車を装備しており、そちらはTR106という形式です。TR106によって軸重は亜幹線の14tと幹線基準の15tに調節可能となっていますね。

DT113型台車は国鉄が入換用に導入したDD13型ディーゼル機関車の6次車に採用した動力台車で、派生型のDT113AはDD14に、DT113CはDD15-1~5号機に、DT113DはDD15-6~46号機に、DT113EはDD13-300番台・600番台に、DT113FはDD15-300番台に、DT113GはDD14-300番台に、DT113HはDD16に採用されており、国鉄型ディーゼル機関車の標準的な動力台車です。

DD51の場合、全車がこのDT113Bを履いていますね。1000馬力または1100馬力のディーゼルエンジンを源とする動力はエンジンと運転台の間にある液体変速機を介して台車に伝えられます。

エンジンと液体変速機の間に第1推進軸があり、液体変速機と台車の運転台側車軸にある第1減速機の間に第2推進軸があります。また車端側車軸にある第2減速機と第1減速機の間に第3推進軸がありますね。

第3推進軸は枕梁と心皿の下を通っており、これによって心皿を持ちながら両軸駆動を実現しています。なお台車前後のバランスが違うため、心皿は台車中心から車端側に15mmずれています。

写真の場合、右が車端側。よく見ると台車の中心奥に右側の第2減速機と左側の第1減速機を結んでいる第3推進軸が見えていますね。


・・・以上、デスクトップを整理しなければ。ぽっぽやがお送りしました。

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