中百舌鳥にて
中百舌鳥駅南側の踏切で9月8日に撮影した南海30000系30001Fの特急こうや7号極楽橋行き。特急こうやを狙っていたわけではありませんが、やはり撮れると嬉しいですね。
この日の狙いは同じ高野線系統の特急泉北ライナーで、こうやは2度遭遇したのですが撮影できたのはこの1度だけでした。2回目は移動した直後にやって来たので非常に悔しかったですね。
特急こうや号は南海高野線難波~極楽橋間で運行されている特急列車で、写真の30000系の他31000系も運用されています。全列車4両編成で全席指定。
1951年から高野山へのアクセスのために運行されている特急であり、山岳区間に直通するため17m級で急カーブ・急勾配に強い形式が投入されてきました。
写真の30000系は従来運用されてきた20000系を置き換えるため1983年に投入された特急形電車で、1983年6月26日に営業運転を開始しました。以来「高野線のクイーン」として活躍を続けています。
先頭車は前面に大型曲面ガラスを採用した非貫通型で、側面窓も製造当時としては最大級の固定窓となっており車窓の展望に配慮した設計となっていますね。
制御方式は抵抗制御で主電動機出力は145kW。編成出力は2320kWとなっておりこれによって最大3.5km/h/sの起動加速度と115km/hの最高速度を発揮することが可能です。
30000系は2編成が製造され、どちらも製造は東急車輛製造。2編成のどちらも落成日は1983年5月19日となっています。
・・・以上、南海で最古参の特急形。ぽっぽやがお送りしました。