鳥取ノ荘にて
昨年3月15日に南海本線の鳥取ノ荘駅で撮影した南海1000系1006Fの和歌山市行き普通。引きつけた構図にはなりますが、6両編成がギリギリ収まるカーブですね。
この日は復刻塗装となっていた南海10000系10004Fを狙っての撮影で、鳥取ノ荘でも写真の1006Fを撮影した後に10004Fを撮影しました。天気のいい日で撮影日和でしたね。
南海1000系は1992年に登場した南海本線・高野線両用の通勤形電車で、南海の形式として「1000系」を名乗るのは2代目となります。初代1000系は1973年から1987年まで存在しました。
車体は20m級4扉のステンレス車体ですが、ほぼ全ての編成が塗装されているため普通鋼の車体にも見えますね。6次車の4両編成1本のみ無塗装の梨地仕上げとなっています。
1992年から2001年までに6両編成10本、4両編成1本、2両編成6本の76両が製造されました。南海本線と高野線の両方で急行から普通まで幅広く活躍しています。
9年間、6次に渡って製造されたため各製造次数で様々な改良が施されています。また最終製造グループの6次車はIGBT-VVVFやシングルアームパンタ採用するなど試作的要素が多い編成となっていますね。
大きな変更が行われたのが2次車で、1次車では車体幅が2744mmだったのに対し、2次車からは2850mmに拡大されました。この拡大は空港線開業による車両限界の変更によるもの。
写真の1006Fはその2次車に該当します。2次車では車体幅の拡大の他、雨樋の配管が埋め込みではなく露出するように設計が変更されているようですね。
・・・以上、実は1006Fはこれが初撮影。鉄道員日記がお送りしました。