南海高野線三国ヶ丘~百舌鳥八幡にて
9月8日に撮影した南海6200系6521F。前々から撮影したかった編成ですが、ようやく遭遇することができました。それも順光で撮影できたので嬉しかったですね。
撮影ポイントは三国ヶ丘~百舌鳥八幡間の直線区間。三国ヶ丘から線路際を歩いて数分のところで、架線柱以外に障害物は特になく撮影しやすいポイントでした。
南海6200系は1974年から1985年にかけて製造された南海高野線向けの通勤形電車で、南海が架線電圧の昇圧後に登場させた最初の形式です。
車体は従来車と同じオールステンレス製の20m級4扉車体ですが、昇圧を機にイメージチェンジを図るべく、全体的なスタイルが丸みを帯びたものから角張ったものに変更されました。
6200系には新製車と他形式から編入された車両があり、写真の6521Fは初代南海8000系から編入された編成です。編入は2001年に行われていますね。
初代南海8000系は1975年に1編成のみ製造された形式で、電機子チョッパ制御の試作車でした。南海ではこの初代8000系を用いて電機子チョッパ制御と界磁チョッパ制御の比較検討を行っています。
結果的に採用されたのはコスト面で優位だった界磁チョッパ制御で、量産型となる南海8200系は界磁チョッパ制御となっています。また1985年登場の南海9000系も界磁チョッパ制御ですね。
1編成のみ製造された初代8000系ですが、走行特性などの違いから他形式と併結する事はなく単独で運用されていました。しかし次第に制御器の劣化が進み、長期の運用離脱も発生していたことから6200系と同じ抵抗制御とする改造が施され、上記の通り2001年に6200系に編入されています。
車番は6200系新製車の続番となっており、改造と同時に車体更新工事も実施されています。また8200系も2013年に行われた更新工事でVVVFインバータ制御となり、6200系に編入されていますね。
初代8000系8501Fは1975年6月24日に東急車輛で4両編成として落成、1977年6月27日に中間車2両を組み込んで6両編成となりました。
・・・以上、何故かファンクションキーが使えない。ぽっぽやがお送りしました。