中百舌鳥にて
難波行きの準急として中百舌鳥に入線してきた泉北高速鉄道3000系3521F。手前の4両が3511Fで、この時は他の4両編成と併結した8両編成としてやって来ました。
撮影日は9月8日。中百舌鳥での駅撮りはこの時が初めてでしたが、ちょうど良い感じに8両編成が収まったので良かったですね。信号柱と速度制限標識が被っていますが、あまり気になりません。
泉北高速鉄道3000系は、その前身である大阪府都市開発時代に導入された20m級4扉の通勤形電車で、1975年から1990年までに56両が製造されています。
大阪府都市開発にとっては100系に続く2番目の形式で、乗り入れを行っている南海電鉄の南海6200系をベースに設計されています。塗装こそ大きく異なりますが、車体のスタイルはよく似ていますね。
6200系はオールステンレス車でしたが、当時オールステンレス車体を製造する技術は東急車輛が持っており、第3セクターの大阪府都市開発としては車体メーカーの入札を行う必要があったため、3000系はセミステンレス車体を採用して登場しています。
セミステンレス車体は内部構体を普通鋼とし、外板をステンレスとした車体。なお1986年以降に製造された4両編成3本は内部構体もステンレス製のオールステンレス車体となっています。
写真の3521Fは1989年に製造されたオールステンレス製の編成で、この時は後ろに1番違いかつラストナンバー編成の3523Fを併結した8両編成でした。
・・・以上、せんぼくトレインフェスタHM付き。鉄道員日記がお送りしました。