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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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南海6300系6321F@中百舌鳥

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イメージ 1

中百舌鳥にて

中百舌鳥駅南側の踏切付近で撮影した南海6300系6321F。千代田行きの各駅停車として中百舌鳥を発車し、次の白鷺に向かって走り去っていきました。

この6321Fは4両固定編成で、この時は単独で運行されていましたね。4両編成単独というのがデータイムの各駅停車らしくて好きです。今年8月のダイヤ改正で、4両の各停はかなり減りました。

撮影は今年9月8日。この日は特急泉北ライナーを撮影すべく高野線沿線に出ており、合間に高野線や泉北線の列車を撮影しています。今回の写真もその内の一つ。

南海6300系は1996年に登場した南海高野線向けの通勤形電車で、6両編成8本、4両編成4本、2両編成6本の合計76両が在籍しています。全車が南海6100系から改造されました。

種車となった南海6100系は1970年に登場した形式で、南海6000系に続く20m級4扉のステンレス車として東急車輛製造で製造されています。製造終了は1971年。

6000系のマイナーチェンジ版として設計されており、客用ドアの両開き化、窓の1段下降窓化、戸袋窓の廃止などが行われています。また1次車は冷房準備車として製造され、2次車以降は新製冷房車ですね。

台車は6000系と同様にパイオニア径羲屬鰺い討い泙靴燭、6000系では冷房化の際に重量増に対応できないため履き替えが行われました。一方で6100系では予め冷房化を考慮した設計とされたため、パイオニア径羲屬魄続き使用していました。

しかしこのパイオニア径羲屬話羚眤域での乗り心地が悪く、6000系が履き替えたS型ミンデン台車との相性が悪かったため併結が禁止され、6100系のみ特別な運用を組む必要が生じてしまいます。

この問題を解決するため、6100系の台車をS型ミンデン台車に交換して登場したのが6300系。台車交換は更新工事と同時に行われた編成もあれば、別のタイミングで行われた編成もあります。

写真の6321Fは南海6100系6127Fを種車としており、1971年6月12日に製造されました。1996年7月に更新工事と台車交換が行われています。


・・・以上、予定がぎっしりコレクション。鉄道員日記がお送りしました。

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