南海加太線二里ヶ浜~磯ノ浦にて
南海加太線のローカル運用に就く南海2230系2231Fの和歌山市行き普通列車。二里ヶ浜駅に近いポイントで撮影しました。写真の奥側に二里ヶ浜駅があります。
撮影は2016年5月5日。撮影目標は南海7100系の「めでたいでんしゃ」で、沿線各地を自転車で移動しながらでの撮影でした。「めでたいでんしゃ」と共に日中運用に入っていたのがこの2231Fでしたね。
一見敷地内に侵入して撮影したような写真ですが、ちゃんと敷地外から撮影しています。低速なので広角のローアングルで撮影してみました。17m級2両の短い編成とはいえ迫力がありますね。
南海2230系は南海22000系からの改造によって登場した形式で、種車の22000系は南海高野線の山岳区間直通用として1969年に登場しました。2両編成16本の32両が製造されています。
22000系は後継の南海2000系の登場により順次置き換えられていき、廃車あるいは2200系・2230系・2270系に改造されています。2200系・2230系が3本ずつ、2270系が6本改造されました。
2200系は高野線での継続使用を目的とした更新改造が施されましたが、この2230系では当初から支線区での運用を目的とした改造が施されました。なお2200系も現在は支線区に転出しています。
支線区での運用は他編成と併結する事がないため電気連結器と幌枠が撤去され、連結器自体も密着連結器から密着自動連結器に交換されました。また床面の高さが上げられています。
改造は3編成とも1994年に行われ、各支線区で運行されています。2000年にはワンマン対応改造が施され、ドアチャイムや防護無線、ドアスイッチが設置されました。
・・・以上、It's a long way to Tipperary. ef_end_63がお送りしました。