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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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津軽鉄道 津軽21型21-105@津軽五所川原

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イメージ 1

津軽五所川原にて

津軽五所川原駅を発車してきた津軽21型21-105の津軽中里行き。2014年2月14日に津軽鉄道を訪れた際に撮影した写真です。4年の歳月を経てようやく掲載(笑)。

この時は寝台特急あけぼので上野から青森に入り、そこから五所川原へ移動しました。バレンタインということもあって車内は飾り付けられ、チョコが配られていたのを覚えています。

津軽21型は津軽鉄道が1996年と2000年に導入した気動車で、新潟鐵工所が非電化ローカル線向けに製造したNDCの一つでもありますね。18m級の両運転台式気動車です。

津軽鉄道にとっては約30年ぶりの新造車であり、国や自治体からの補助を受けて導入されました。沿線の旧金木町が太宰治の出身地であるため「走れメロス」の愛称が付けられています。

同じNDCベースの18m級気動車としてはJR東海のキハ11やJR九州のキハ125などがあり、前面のデザインはよく似ていますね。ただこの津軽21型は貫通扉上部に前照灯が追加されています。

エンジンは新潟鐵工所製DMF13HZを1基搭載しており、出力は330馬力。最高速度は95km/h。台車はインダイレクトマウント式の空気バネ台車で、前位側が動力台車、後位側が従台車となっています。

車内は扉付近がロングシート、中央部がクロスシートのセミクロスシート配置。窓は幅1200mm、高さ1000mmの大型のものを採用しており、寒冷地の車両のため開閉できない固定窓となりました。

津軽鉄道の車両としては初めてクーラーが搭載されており、機関直結式で出力31000kcal/hのクーラーを1基搭載しています。運用は写真の様な普通列車の他、ストーブ列車の一般車としても運用されていますね。

写真の21-105は津軽21型のラストナンバーであり、2000年2月に製造されました。


・・・以上、あげたい。ef_end_63がお送りしました。

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