桂駐屯地にて
昨年111月5日に京都府の桂駐屯地で開催された創立63周年記念行事。その際に撮影した様々な陸上自衛隊の装備品を撮影順に掲載しています。今回は浄水セット(逆浸透型)。
前回までは一眼レフで撮った写真を掲載していましたが、今回からはipadで撮影した写真となります。理由は当日充電を忘れて途中で一眼レフの電池が切れてしまったため(笑)。
浄水セット(逆浸透型)は陸上自衛隊が保有している装備品で、名前の通り清浄水を確保するための需品科装備です。淡水であればあらゆる自然水から飲料水レベルまで浄水することが可能です。
作戦行動に際しては必ずしも清浄水を確保できる場所に拠点を構えられる訳ではないので、こう言った浄水設備は重要な存在ですね。災害時にも水の確保が重要となるので、災害派遣でも活躍する装備です。
この浄水セット(逆浸透型)は1999年度から導入された装備品で、長毛濾過器、限界濾過器、逆浸透濾過器により浄水を行います。その他にも揚水ポンプや貯水タンクも含まれています。
それらは3 1/2tトラックに搭載されて自走が可能で、航空自衛隊の輸送機に搭載しての輸送やCH-47での吊り下げ輸送も可能となっています。
浄水セット(逆浸透型)は浄水セット(車載型)の後継装備として導入されました。現在は改良型として浄水セット(逆浸透2型)が導入されています。逆浸透2型では海水を浄水することも可能となりました。
写真の浄水セット(逆浸透型)は桂駐屯地に駐屯する第101補給大隊第1中隊に配備されているもの。
荷台に濾過器を搭載した3 1/2tトラック。バンパーにウインチが装備されていますね。
貯水タンク。折りたたみ可能な貯水タンクで、容量は1つあたり5000L。1つの浄水セットに2つの貯水タンクが装備されています。
配水ポンプ。貯水タンクからノズルへ水を送るためのポンプです。
ノズル。ガソリンスタンドのものに似ていますね。
揚水ポンプ。これで河川や湖沼などから水をくみ上げます。
貯水タンクとトラックに搭載された濾過器。
最後に説明書き。
・・・以上、またトラコレを1つ摘んでしまった鉄道員日記がお送りしました。