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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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阪神電鉄 5000系5025F@神戸三宮

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イメージ 1

神戸三宮にて

阪神電車の神戸三宮駅で撮影した阪神5000系5025F。高速神戸行きの普通列車に充当されていました。この画像もスマホで撮影したものです。撮影日は今年4月11日。

この日は所用で神戸まで出掛けており、往路は阪神を、復路は阪急を利用しました。今回の写真は神戸三宮到着時にホームの反対側にいた5000系を撮影したものです。

阪神5000系は1977年に登場した各駅停車用の形式で、初代5000系など第1世代のジェットカーを置き換えるために導入されました。1981年までに32両が製造されています。

阪神では駅間距離が短い上に特急・急行が頻繁に運行されており、各駅停車用の車両は特急・急行の邪魔にならないよう高加減速性能が求められています。ジェットカーの愛称は広く知られていますね。

この5000系も起動加速度は4.5km/h/sと日本一の加速性能を持っており、減速度も常用で5.0km/h/sとなっています。この加減速性能は後に登場した5500系や5700系よりも高いですね。

制御方式は抵抗制御で、主電動機は従来の出力75kWから90kWに強化されました。台車はS型ミンデン台車のFS-391Aを履いており、主電動機と台車の一部は廃車発生品を転用したようです。

現在は4両編成となっていますが、登場時は2両編成であり、分割併合運用も行われていました。1987年12月に各駅停車の運用が終日4連化され、1988年から4両固定編成化改造が始まっています。

固定編成化に際しては続き番号で4両編成を組成し、中間に連結された車両の運転台を撤去しています。また前面の貫通幌が撤去されて幌枠の部分に飾り枠が付き、前面・側面に方向幕が設置されました。

現在は阪神本線と神戸高速線で運用されている5000系ですが、阪神なんば線開業まではその前身である西大阪線でも運用されていました。阪神なんば線開業に際して救援などで近鉄車両と併結する場合を考慮し、両先頭車の連結器をバンドン型連結器から柴田式密着連結器に交換されています。


・・・以上、全車がまだ現役。ef_end_63がお送りしました。

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