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南海本線紀ノ川~和歌山大学前にて
昨年7月3日に南海本線紀ノ川~和歌山大学前間で撮影した南海1000系1031F。和歌山市行きの区間急行としてやって来ました。何故かこの区急の緑色の幕が好きですね。
思いっきりハイビームをくらっていますが、よくAFが狂わされなかったものです。写真としては日没後を行く列車らしくて気に入っています。力強さも感じますね。
南海1000系は1992年に登場した南海本線・高野線両用の通勤形電車で、2001年までに6次に渡って製造されました。最終的には76両が製造されており、メーカーはすべて東急車輛製造。
南海では1994年の関空開港を控えて新CIの導入を行っており、それに沿った新デザインの車両として導入されました。同じ1992年には新塗装への移行も始まっていますね。
6次車を除いて車体が塗装されているため鋼製車のようにも見えますが、車体はステンレス製です。制御装置はGTO-VVVFで、6次車のみIGBT-VVVFとなっています。
車内はセミクロスシートで、車端部にボックスシートが設置されていますね。最近ではリニューアルを施された編成が登場し、LCD式車内案内表示装置の設置やシートモケットの張り替えが行われています。
写真の1031Fは南海1000系1次車に該当する編成で、1次車は車体幅2744mmで製造されました。2次車以降は空港線開業により車両限界が見直されたため2850mmで製造されています。
そのため1次車を狭幅車、2次車以降を広幅車と呼ぶこともありますね。狭幅車では車体側面がほぼ垂直なのに対し、広幅車では裾絞りのある側面となっています。
この1031Fは1992年7月に落成し、住ノ江検車区に配置されました。その後2012年に小原田検車区に転属して高野線で運用されるようになり、2015年にまた住ノ江に戻っています。
なお、現在1000系ではヘッドライトのLED化も進められており、写真の様な黄色いライトは将来的に見られなくなると思われます。
・・・以上、やっぱり匂いって重要。鉄道員日記がお送りしました。