神戸港にて
今年3月31日に所用で神戸を訪れました。午後からは時間があったので神戸港へ船を見に行くことに。そこでたまたま一般公開を行っていたのが今回の「みらいへ」です。
この「みらいへ」は一般社団法人グローバル人材育成推進機構が保有する練習帆船で、神戸港を母港としています。人と比較してみるとサイズが解ると思いますが、船体はそれほど大きくありません。
帆船としてはマストが3本あるトップスルスクーナーで、メインマストの高さは上甲板上約30m。帆は横帆3枚、縦帆10枚の合計13枚で、帆の総面積は約783屬箸覆蠅泙后
船体は全通片甲板型で、全長は52.16m、全幅は8.6m、深さは5.9m、喫水は4.5mです。総トン数は362トンであり、乗員数は10名。それ以外に訓練生などを40名搭載することができます。
帆船ですがエンジンも搭載しており、320馬力の4サイクルディーゼルエンジンが1基搭載されています。推進器は可変ピッチプロペラを採用していますね。航海速力は8.5ノットとなっています。
建造は住友重機械工業追浜造船所浦賀工場で行われました。1992年6月19日に起工し、同年11月24日に進水、1993年3月31日に就役しています。撮影日は「みらいへ」の25歳の誕生日でした。
就役当初は大阪市が保有し「あこがれ」という船名で大阪市のセイル・トレーニング事業に使用されていました。当時の定係港は大阪南港であり、ATCオズ岸壁に繋留されていたようですね。
2012年度末にセイル・トレーニング事業が廃止された後は売却され、2014年から「みらいへ」へと船名を変更して神戸に移り、体験航海事業を行っています。
・・・以上、ウチの近所に来てたこともあった。ef_end_63がお送りしました。