天下茶屋にて
天下茶屋駅に入線してくる南海1000系1032Fの三日市町行き各駅停車。撮影日は今年6月12日で、難波方に1051Fを併結した6両編成でやってきました。
以前から高野線に所属していた1032Fですが、1051Fが高野線に転属してくるまでは6両編成の1001Fや1002Fと併結して運用されていました。現在は1051Fと併結して運用されています。
南海1000系は1992年に登場した南海本線・高野線両用の通勤形電車で、2001年までに76両が製造されました。製造メーカーは全車が東急車輛製造。現在も南海本線と高野線の両方で活躍しています。
編成は6両編成が10本、4両編成が1本、2両編成が6本組成されており、その内6両編成、4両編成、2両編成1本ずつが高野線に所属しています。それ以外は南海本線の所属ですね。
導入当時の南海電鉄は関空開港を見越した新CIの導入を図っており、この1000系はそれに沿った新形式として導入されました。そのため従来車とはデザインが大きく異なっています。
車体は軽量ステンレス製ですが、コルゲーションのない平滑な外板に塗装を施しているため普通鋼製の様にも見えますね。車体幅は1次車のみ2744mm、2次車以降が2850mmとなっています。
この変更は空港線開業によって車両限界が変更されたためで、写真の1032Fは1次車です。2次車以降は幅が広がった分裾絞りがあり、逆に言うと1次車はほぼ垂直の側面となっていますね。
1000系2両編成1次車は幅の広い他の編成と併結する事も多く、幅の広い編成から見た場合に車側灯が見えづらくなるという問題が生じたため車側灯の土台が嵩上げされています。
また難波方先頭車は6両編成の先頭車と区別するために番号が1030番台とされており、和歌山市・橋本方の先頭車は補助電源装置とコンプレッサーを搭載しているため1700番台とされています。
・・・以上、ヘッドライトがLED化されている。ef_end_63がお送りしました。