天下茶屋にて
6月20日に天下茶屋駅で撮影した泉北高速鉄道3000系3523F。和泉中央行きの区間急行として4+4の8両編成でやって来ました。やはりこの青い帯を巻いたステンレスの車体が好きですね。
特に珍しい車両というわけでもありませんが、3000系が来たらなるべく撮影するようにしています。これもいつ消えるか解りませんからね。南海6000系よりも早いかも・・・
泉北高速鉄道3000系は1975年に登場した通勤形電車で、導入当時の泉北高速鉄道線は大阪府都市開発という第3セクターが運行していました。大阪府都市開発が導入した2番目の形式ですね。
泉北線は1971年に中百舌鳥~泉ヶ丘間が開業して歴史をスタートさせました。1973年に栂・美木多まで、1977年に光明池まで開業し、1995年に和泉中央まで開業しています。
この3000系が導入されたのは光明池までの延伸を見据えた次期であり、そこから1990年までに56両が製造されています。製造メーカーは全車が東急車輛製造。
同じく東急車輛で製造された南海6200系をベースとしていますが、南海6200系がオールステンレス車なのに対してこの3000系は内部構体が普通鋼製のセミステンレス車となっていますね。
これは第3セクターであるため製造メーカーの入札を行う必要があり、ステンレス車の技術を持つ東急車輛に有利な状況を作らないためでした。1985年以降に製造された車両は内部構体もステンレス製に変更されています。
その他には高野線三日市町以南の準山岳区間に入線しないため抑速ブレーキが装備されていません。また6200系は全車が新製冷房車でしたが、3000系は1次車のみ冷房準備車として落成しました。
それ以外の基本性能は共通となっていますね。56両が製造された3000系ですが、現在は後継の5000系や7000系、7020系が導入されているため廃車が進み、38両が残っています。
写真の3523Fは1990年に落成したラストナンバー編成で、中間の2両は6両編成の3521Fから抜き取られたものです。
・・・以上、つい笑点見ちゃうな。ef_end_63がお送りしました。