Quantcast
Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

海上保安庁 ことなみ型巡視艇 PC40「あわぎり」神戸港

$
0
0
イメージ 1

イメージ 2

神戸港にて

3月31日に神戸港で撮影した海上保安庁のことなみ型巡視艇10番艇 PC40「あわぎり」。この日は所用で神戸まで出ており、其の次いで二神戸港を見に行って巡視船艇や造船所を撮影していました。

この日撮影した巡視艇などの画像を続けて掲載してきましたが、かなり掲載が進んだので残りも少なくなってきています。巡視艇は今回で終わりで、次回巡視船を掲載したら全て終了です。

ことなみ型巡視艇は海上保安庁が導入している航路哨戒用の23メートル型巡視艇で、2012年から就役している比較的新しい巡視船です。現在までに13隻が建造されていますね。

海上保安庁では東京湾や伊勢湾、大阪湾、来島海峡、関門海峡など船舶交通量が多く狭い航路が存在するエリアに海上交通センターを置いており、往来する船舶の位置や動向を監視し情報提供を行っています。

2010年の海上交通安全法及び港則法改正により、従来よりも小型の船舶も監視対象となったため航路哨戒にあたる巡視艇の増強が求められたため建造されたのがことなみ型巡視艇です。

ことなみ型はその役割から操舵室からの視界を確保する設計となっており、外部に張り出した窓が特徴的ですね。また航路哨戒中は長時間漂泊する事も多いため、船首から船尾まで達するフィンを設置する事によって防振・減揺を図り安定性を向上させています。

船体はアルミ合金製で主機関はディーゼルエンジン2基。推進機関は固定ピッチプロペラ2軸ですね。速力は最大25ノットを発揮することができ、航走時の安定性も高いようです。

操舵室の上部にはレーダーと夜間監視装置及び探照灯が装備されていますね。また操舵室の後方には防災情報等表示装置として電光掲示板が設置されています。海中捜索用にソナーもあるようですね。

後部甲板には複合艇が搭載されています。なお操舵室は防弾仕様となっているため危険度の高い警備任務にも対応しています。

ことなみ型の総トン数は64tで、全長は27m、全幅は5.6m、深さは2.8m。写真のPC40「あわぎり」は平成27年度補正計画で墨田川造船にて建造され、2017年3月22日に就役し神戸海上保安部に配備されました。

イメージ 3

後方から撮影。エンジンの排気口は船尾に設けられています。

イメージ 4

遊覧船の上から撮影。トリミング済みです。


・・・以上、何時に寝ようかな。ef_end_63がお送りしました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

Trending Articles