都電荒川線大塚駅前~向原にて
今年6月2日に都電荒川線の大塚駅前~向原間で撮影した東京都交通局9000形9002。この日は所用があって東京に出ており、ホテルを大塚にとったため都電を少し撮影していました。
スマホを使った短い時間での撮影でしたが、様々な形式と遭遇する事が出来ました。中でも今回の9000形は2両しか存在しない形式であり、遭遇できたのはかなり幸運でしたね。
東京都交通局9000形は2007年に登場した都電荒川線用の路面電車車両です。外観、車内をレトロ調としたイベント色の強い車両で、2007年と2009年に1両ずつ投入されました。
都電荒川線では6000形6152をイベント用車両として運用していましたが、ブレーキ系統が1系統しかないことが保安上問題となり2001年に廃車となってしまいました。
その後は明確なイベント用車両が存在しない状態となっていましたが、2006年に都電荒川線活性化策のひとつとして新たなイベント車両が導入されることとなり、そこで登場したのが9000形です。
基本的な構造は一つ前に登場した8500形を踏襲しており、車体寸法は8000形と同じですね。ただし屋根が二重屋根風となっているため全高は120mm高くなっています。
外観は二重屋根の他に丸形ライトや丸形の戸袋窓が採用されており、クリームと臙脂またはブルーのツートンカラーで、金色の模様がアクセントとしてあしらわれていますね。
車内はフローリングの床に木目調の化粧板、真鍮製の手摺りなどでレトロ調を演出しています。写真の9002は2009年1月31日に営業運転を開始していますね。
・・・以上、線路の反対側から撮りたかったな。鉄道員日記がお送りしました。