梶取信号所にて
南海加太線の梶取信号所で撮影した南海7100系7187F。和歌山市行きの普通列車として梶取信号所を出発するシーンを撮影しました。撮影日は2016年5月5日。ずいぶん前のネタです。
この7187Fは加太線の観光列車「めでたいでんしゃ」に改装されている編成です。加太の名産品である鯛をモチーフとしたデザインで、ピンク色の車体が印象的ですね。
「めでたいでんしゃ」の運行開始は2016年4月29日で、撮影は運行開始から約一週間なので各部が綺麗です。「めでたいでんしゃ」も運行開始から2年が経っているんですね。
写真では側面があまり見えませんが、側面には鱗の模様が再現されています。車体の大部分はピンクですが、上部と妻面、ドアは赤色で塗装されています。その他、ステップやヘッドマークステー、車外スピーカーなどの突起物も赤く塗装されていますね。
車内はシートモケットが鯛のものに変更されたほか、床は木目調で魚の模様が色々な所に散りばめられています。吊り手も魚の形となっており、車内を魚が泳いでいるイメージを表現していますね。
窓のロールカーテンも網模様となっているようで、全体的に鯛や漁をイメージしたデザインとなっています。写真では殆ど見えませんが、運転台直後の窓には眼が描かれています。
この「めでたいでんしゃ」は南海が進めている加太さかな線プロジェクトの一環として運行を開始した観光列車で、加太さかな線プロジェクトではその他にも沿線観光地のPRやコラボ商品の開発を行っています。
2017年10月から第2編成となる水色の「めでたいでんしゃ」が運行を開始しており、今年に入ってからピンクのめでたいでんしゃは「さち」、水色のめでたいでんしゃは「かい」という愛称が付けられています。
写真の南海7100系7187Fは1973年6月4日に落成した編成で、7100系5次車として東急車輛で製造されました。2000年8月にワンマン対応改造が施されています。
・・・以上、「かい」を実はまだ撮影していない。鉄道員日記がお送りしました。