甲子園にて
阪神本線の甲子園駅で撮影した山陽電鉄5030系5632Fの姫路行き直通特急。乗り換えの合間にスマホで撮影した物で、夜間なので少し画質が悪いですね。
山陽5030系は1997年に登場した山陽電鉄の通勤形電車で、2000年までに20両が製造されました。1986年に登場した山陽5000系とよく似たスタイルを持っており、5000系のマイナーチェンジ版といえる存在です。
山陽電鉄と阪神電鉄では1998年2月15日から阪神梅田~山陽姫路間で直通特急の運行を開始しており、それに必要な編成を揃えるためこの5030系が導入されました。
5000系と同じく19m級3扉のアルミ合金製車体を持ち、車内はセミクロスシート配置となっています。製造メーカーは川崎重工で、1997年と2000年の二回に分けて製造されました。
大きな特徴として制御装置にVVVFインバータ制御装置を採用しており、これは山陽電鉄として初めての採用でした。それまで山陽電鉄では保守作業の効率化を図るために同系統のモーター類を採用していましたが、製造が終了していた事や製造数が多く導入メリットも大きいことから新しいタイプの制御装置+モーターに転換が図られています。
編成は6両編成が2本組成されており、その他5000系の編成に中間車として組み込まれている車両が8両存在します。5030系のみの2編成は1997年に製造された1次車、それ以外は2000年に製造された2次車です。
導入目的は1次車が上に書いた通り直通特急用で、2次車は直通特急の増発のために5000系4両編成を増結し6両編成とするための中間車として導入されています。
・・・以上、久々に山陽姫路行きたいなぁ。ef_end_63がお送りしました。