883系車内にて
9月の湯布院旅行で大分から乗車した883系。折角の機会なので座席の写真を撮っていました。JR九州の形式はインテリアも個性的な形式が多いので、見ていて楽しいですね。
883系は1994年に登場した特急「ソニック」用の特急型電車で、日本初の交流型振り子式車両です。JR九州にとっても初の振り子式車両ですね。現在までに7両編成8本が落成しています。
883系の車内はリニューアルの前後で大きく異なり、リニューアル前は派手な色使いで有名でした。当初の愛称が「ワンダーランドエクスプレス」だったためその愛称を体現したような内装でしたね。
現在はかなり落ち着いたイメージとなっており、普通席は写真の様に派手な色のカーペットからフローリングとなりました。シートモケットも朱色・茶色・緑色の落ち着いた色合いとなっています。
グリーン席に関しても従来は派手な色のカーペットに黒光りする革シートという組み合わせでしたが、現在は青・緑・オレンジを使用した渋い色合いのカーペットに艶を抑えた革シートとなっています。
特徴的な耳型のヘッドレストの形状はそのままですね。このヘッドレストはヘッドホンを内蔵した音響システムを導入する計画の名残で、コスト面や音漏れの問題から導入される事はありませんでした。
座席幅はグリーン車・普通車とも430mmで共通であり、3次車以降は490mmに拡大されました。シートピッチはグリーン車が1150mm、普通車は1000mm。
なお一部の座席はセミコンパートメントがあった名残から座席間隔がずれており、シートピッチが1300mmとかなりワイドになっています。少し背が低いとフットレストに足が届かないほど。
・・・以上、その席にあたったぽっぽやがお送りしました。