白鷺にて
南海高野線の白鷺駅で撮影した南海6000系6909F。オール6000系8両編成の林間田園都市行き区間急行として通過して行きました。白鷺駅で撮影したのはこの時1回だけですね。
この日は中百舌鳥まで高野線で移動しており、うたた寝して寝過ごしてしまったため隣の白鷺で降りて折り返すハメになりました。白鷺で難波行きを待っている間に撮影したのが今回の写真。
カメラを持たずに移動している間だったのでスマホでの撮影ですが、なんとか切れずに収まってくれました。スピードが速かったので結構ギリギリのタイミングでしたね。
南海6000系は1962年に登場した南海高野線向けの通勤形電車で、1969年までに72両が製造されました。製造メーカーは東急車輛製造で、アメリカのバッド社からライセンス供与を受けて製造されました。
ステンレス車としてはかなり初期に登場した形式で、日本初の20m級オールステンレス車です。その頑丈な構造もあって登場から半世紀以上経過した現在に至まで1両も廃車されていません。
登場時は3両編成で落成した6000系ですが、沿線開発に伴う需要増加に対応して1966年以降に製造された編成は4両で落成しました。現在は組成変更が行われ4両編成11本と2両編成14本が組成されています。
このうち2両編成の組成に際しては全車が橋本向きだったクハ6901形の半数を方向転換して難波向きとし、橋本向きのモハ6001形と組み合わせて組成されています。
この方向転換は国鉄竜華操車場で行われました。写真の6909Fもクハ6909が方向転換された編成で、クハ6909は6007Fの増結用として1968年9月14日に製造されています。
一方のモハ6020は3両編成の6019Fの橋本方先頭車として1967年9月20日に製造されました。編成の組み替えは1971年に行われています。
・・・以上、遂に廃車が始まるのか・・・ef_end_63がお送りしました。