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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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海上自衛隊 護衛艦いずも 30センチ信号探照灯

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イメージ 1

護衛艦いずも艦上にて

昨年7月15日に和歌山港で艦艇広報を行った海上自衛隊のいずも型護衛艦1番艦「いずも」。その護衛艦いずもの各種装備品を撮影順に掲載しています。今回は30センチ信号探照灯。

この艦艇広報に際して自分は入港から出港まで追って撮影しており、装備品の写真は一般公開日に撮影した物が殆どですね。今回の写真もすべて7月15日の艦艇広報で撮影した写真です。

この30センチ信号探照灯はその名の通り前面レンズの直径が30センチある灯器で、海上自衛隊の標準的な装備品として様々な艦艇に搭載されています。水中処分母船など一部の支援船にも搭載されていますね。

単なるサーチライトではなく、名称にある通り信号灯として発光信号に用いることが出来ます。このために前部にシャッターを備えており、光の点滅を切り替える事が出来ますね。

シャッターの開閉は灯器の後部に取り付けられているレバーで操作され、発光信号にはモールス符号が使用されます。艦艇は当然様々な無線機を搭載していますが、無線封止・電波封止時などはこう言った通信手段が用いられます。

発光信号はその特性上、どれだけ離れた相手と通信できるかは視程によって左右されますが、良好な場合は最大15km先の相手と通信することが可能なようです。送信速度は毎分35字程度とされているようですね。

またこの30センチ信号探照灯は赤外線フードを取り付ける事でアクティブ式赤外線暗視装置の照射源として使用することも可能です。

イメージ 2

赤外線フードを取り付けた状態の30センチ信号探照灯。

イメージ 3

後方から見た30センチ信号探照灯。シャッターの操作レバーは左右にあり、前方に倒すことでシャッターを開けることができるようです。灯器の後面には取っ手がありますね。


・・・以上、観艦式や体験航海で見られることもある。ぽっぽやがお送りしました。

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