梅田にて
阪急梅田駅で昨年12月25日に撮影した阪急5100系5128F。雲雀丘花屋敷行きの宝塚本線普通列車に運用されていました。阪急梅田駅は降車ホームがあるので通行人を気にせず撮影できますね。
この日は大阪モノレールに乗るため南茨木に向かっており、梅田から京都本線に乗って移動しました。その乗り換えの際に撮影したのが今回の写真。前回掲載した阪急1000系もその時撮影したもの。
阪急5100系は1971年に登場した通勤形電車で、1979年までに90両が製造されました。当時京都線系統と神戸・宝塚線系統で異なっていた機器類の規格を統一すべく設計された形式です。
当初は4両編成・3両編成・2両編成の3パターンで組成されており、京都・神戸・宝塚の3路線に配置されました。現在は神戸線・宝塚線に集約され4両編成または2両編成に組み替えられていますね。
なお4両編成単独で残っているのは2本のみで、その他の編成は4+4の8両編成か4+2の6両編成として運用されています。中間に入った先頭車は中間化改造が施されていますね。
この5100系は阪急にとって初の本格的な冷房車で、京都線に投入された当時は阪急2800系の冷房化が進められている時期でした。5100系投入後、2800系の冷房化改造が進み京都線の冷房化率が高くなったため、他線とのバランスをとる目的で5100系と非冷房の2800系の入れ換えが行われました。
この時点から京都線に5100系の配置はなくなり、後に神戸線からも撤退しています。現在は8両編成4本が宝塚線で、4両編成2本が箕面線で、6両編成1本が今津北線で運用されていますね。
・・・以上、唯一シングルアームパンタの編成。ぽっぽやがお送りしました。