アジア太平洋トレードセンターにて
アジア太平洋トレードセンターで3月15日に行われたOSAKA防衛・防災フェスタ。そこで撮影した自衛隊の装備品を色々と掲載しています。
今回掲載するのは81mm迫撃砲L16。前回も同じ迫撃砲である120mm迫撃砲RTを掲載しましたが、その手前で展示されていたのがこの81mm迫撃砲L16でした。
81mm迫撃砲L16はイギリスのロイヤル・オードナンス社が開発した迫撃砲で、第2次大戦でイギリス軍などが使用したML 3インチ迫撃砲の後継として開発されました。
81mmクラスの迫撃砲としては他の物に比べてかなり軽量であり、設計が優れていることもあってイギリス軍の他にもアメリカ陸軍など39ヵ国の軍で採用されています。
陸上自衛隊では64式81mm迫撃砲の後継として、1989年度と1990年度に試験評価用として2門ずつの4門が調達され、1992年度から豊和工業のライセンス生産による本格的な調達が始まりました。
64式の射程3500m・重量52kgという性能に対してこのL16は射程5600m・重量36.3kgと性能が大きく向上しています。現在では全ての64式を置き換え、なお調達が続けられています。
砲身内部。81mm迫撃砲L16は滑腔砲身を採用しています。砲身・砲架・底板は分割して運ぶことが出来、隊員が携行することで高い機動性を実現しています。
砲架の調節部。砲の仰角や左右の向きでだけでなく、傾きも調節できる様ですね。
砲架に取り付けられた間接照準具。これが外されて展示されることもあります。
間接照準具のケース。
底板。中央の赤い部分は撃針を取り付ける部分であり、撃針を取り外しやすくし不発の場合に不発弾を容易に取り出せるように設計されています。
・・・以上、どうすればいいのだろうかね。ef_end_63がお送りしました。