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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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北近畿タンゴ鉄道 KTR001形011F@西舞鶴運転区

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西舞鶴運転区にて

7月25日に西舞鶴運転区で撮影した北近畿タンゴ鉄道のKTR001形011F。舞鶴地方隊展示訓練に参加した際に西舞鶴駅近くのホテルで宿泊したため、西舞鶴運転区を見に行くことが出来ました。

KTR001形は、JR西日本の宮津線が第3セクターの北近畿タンゴ鉄道に転換された1990年4月1日に運航を開始した形式で、当初は特急「タンゴエクスプローラー」で運用されていました。

3両編成2本の6両が存在し、001Fが1990年製造、011Fが1992年製造です。車両メーカーはどちらも富士重工業。1992年の011Fの製造までは予備車がない状況だったので、JR西日本からキハ181系を借り入れていました。

KTR001形は第3セクター鉄道では初めてとなる本格的リゾート特急用機動車で、ハイデッカー構造と屋根方部分まで回り込んだ大きな窓が特徴的ですね。

前面も大型窓を使用した流線形となっており、客室からの前面視界も良好な用です。客室窓は高反射率ガラスを採用し乗客のプライバシーを確保しています。

エンジンは小松製作所製330馬力のSA6D125Hを各車2基ずつ搭載しており、最高速度は120km/h。ドアはプラグドアを採用しており、窓の関係から側壁に荷棚を設置出来ないため車両端部に荷物スペースが設置されています。

運用されていた特急と同じ「タンゴエクスプローラー」という愛称が付けられており、当初は京都発着の北近畿タンゴ鉄道特急として登場しました。

1999年10月2日のダイヤ改正で1996年に運航を開始した「タンゴディスカバリー」と系統を入れ換えられ、新大阪発着の特急として運用されるようになりました。

その後は福知山線脱線事故によるATS-Pの設置に伴い一時的にタンゴエクスプローラーの運用を外れたりしつつも走り続けていました。

しかし2011年3月12日のダイヤ改正で「タンゴエクスプローラー」が廃止され、KTR001形は北近畿タンゴ鉄道線内運転の「たんごリレー」に使用されるようになります。

2013年3月16日のダイヤ改正で老朽化を理由として定期運用を外れており、現在は2編成も西舞鶴運転区に留置され臨時列車や団体列車などに使用されています。


・・・以上、夕日に照らされて・・・ef_end_63がお送りしました。

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