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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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陸上自衛隊 73式特大型セミトレーラ@アジア太平洋トレードセンター

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イメージ 1

アジア太平洋トレードセンター

3月15日にアジア太平洋トレードセンターで撮影した陸上自衛隊の73式特大型セミトレーラ。同日開催されたOSAKA防衛・防災フェスタ関連してATCにやって来ていました。

73式特大型セミトレーラは最大積載量40tの3軸トレーラで、戦車などの重量のある装軌車を輸送するための装備です。1973年に制式採用されています。

最大積載重量は40tで、重量40tの74式戦車であればそのまま運搬する事ができます。44tの10式戦車の場合は4t分の追加装甲を取り外し、50tの90式戦車は砲塔と車体を分離しなければなりません。

そのため陸上自衛隊は最大積載重量50tの特大型運搬車も保有していますが、90式を運用している方面輸送隊に少数が配備されているのみで、陸上自衛隊の戦車運搬車として一般的なのは73式特大型セミトレーラと言えますね。

製造は東急車輌で、同社のTL型低床セミトレーラがベースとなっています。様々な車両を輸送できる使い勝手の良さから調達は現在も続いているようですね。配備は方面後方支援連隊や輸送隊などの輸送科部隊に行われています。

この73式特大型セミトレーラは全長11.32m、全幅3.29m、全高2.1m、空車重量7.9tというスペックで、荷台内側の寸法は長さ6.4m、幅3.26m、高さ1.22mとなっています。

牽引には特大型セミトレーラけん引車が用いられ、この牽引車は中型セミトレーラと同じく74式特大型トラックの派生型ですが、調達は別で行われています。

全幅が3mを超えるため公道走行時は車両制限令に基づき、夜間に先導車を付ける必要があります。また牽引車の屋根には緑色の回転灯が取り付けられますね。

写真の73式特大型セミトレーラはアジア太平洋トレードセンターで展示する10式戦車を輸送してきた物と思われます。このアングルからしか撮影出来なかった上牽引車も居ませんでした。

所属は不明ですが、10式戦車が静岡県駒門駐屯地の第1機甲教育隊所属だったので、東部方面輸送隊隷下の部隊かと思われます。


・・・以上、容赦無用。ef_end_63がお送りしました。

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