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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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近畿日本鉄道 12600系12601F@大和八木

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イメージ 1

大和八木にて

昨年7月17日に大和八木で撮影した近鉄12600系の12601F。近鉄ネタもスローペースで掲載していたらいつの間にか1年以上経ってしまいましたね。

残りはあと2つなのでもうしばらくお付き合いを。その後にも姫路モノレールや関東私鉄などのネタが溜まってきているのですが・・・

近鉄12600系は1982年に登場した近鉄の特急型電車で、京都・橿原線で活躍していた18000系の後継として12410系を改良した設計で製造されました。

12410系は1980年に3両編成で登場していましたが、こちらは当初から4両編成として製造されたため新形式とされました。製造されたのは2編成の計8両のみ。

この12600系以後の車両デザインは全く違った21000系をベースとしたため、12600系は10100系をルーツとする車両デザインで設計された最後の特急車となりました。

12600系の性能は12410系と同等ですが、トイレがMc車からT車に移されるなどの変更で定員が変わっています。

第2編成は1986年に製造された物で、第1編成の製造から3年半が経過していることから様々な部分で改良が行われ、編成全体のパンタ数が4基から2基に、トイレ窓が省略されています。

内装も変更が行われ、2段階式だった座席のリクライニング機構がフリーストップ式となり、客室とデッキを仕切る自動ドアのスイッチをマットスイッチから光センサによるスイッチに変更されています。

2編成とも1988年に最高速度を120km/hに引き上げられ、また2002年に車体更新が行われています。この更新工事で写真の12601Fは引き通しによってパンタを4基から2基に減らしており、トイレ窓も撤去されています。

写真の列車は8連ですが、4+2+2で3形式が組み込まれているのが面白いですね。近鉄特急はこう言った形式の異なる併結が多く見られるので見る度に楽しみにしています。


・・・以上、きざみのり。ef_end_63がお送りしました。

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