古町車両工場にて
古町車両工場に留置されていた伊予鉄道700系の768F。一通り路面電車の撮影を終えた後、古町まで足を伸ばしてみました。写真は敷地外から撮影しています。
伊予鉄700系は1987年から1994年に伊予鉄道が導入した通勤形電車で、京王電鉄から5000系を購入した上で京王重機整備で改造して導入されました。
3両編成8本24両と2両編成2本4両の合計28両が導入されました。この700系の導入により西武からの譲渡車である110系と京急・小田急からの譲渡車である120系が置き換えられています。
3両編成はクハ760+モハ710+モハ720で編成され、2両編成はクハ760+モハ710で編成されています。中間車は存在せず、モハ710とモハ720はどちらも制御電動車です。
種車である京王5000系は軌間1372mmで吊り掛け駆動車、モハ727以外は非冷房でしたが、電動車は台車を交換し同時にカルダン駆動に変更、制御車は車軸を交換しています。
冷房に関しては運用開始後に冷房化が行われ、全車にCU-127Rを3基搭載しています。モハ727もこの時CU-127Rに換装されました。
後期に導入された車両は種車となる制御電動車が無くなったため、制御車に中間電動車の機器類を移設して電装しています。そのため導入時期によって制御装置が異なっています。
写真の768Fは2本しかない2両編成の1本で、元京王クハ5862とデハ5112を1989年に譲受し改造した上で現在の車番となっています。
・・・以上、この時はこれに乗れなかったなぁ。ぽっぽやがお送りしました。