和歌山港にて
和歌山港で撮影した日本サルヴェージの多目的作業用台船「正国」。側面に大きく「NIPPON SALVAGE」と書かれている黒い船がそれですね。
和歌山港では12月11日の未明に強風と高波により内航コンテナ船が消波ブロックに座礁し、現在引き上げ作業が行われています。「正国」はそのために和歌山港にやって来ています。
「正国」は総トン数1770トンの多目的作業用台船で、東京に船籍を置き北九州港を拠点としているようです。全長60m、幅20m、深さ4.5mと言うサイズで、淡路共同造船で建造されました。
台船なので自力での移動はできず、タグボートに曳航されるなどして移動します。今回は北九州港から和歌山港まで同じく日本サルヴェージの海難救助船「早潮丸」に曳航されてきたようです。
甲板機械としてはウインチ4台の他にクローラークレーンなどが搭載されている様ですね。
今回和歌山港で座礁したのは井本商運のコンテナ船「つるみ」で、この船は総トン数499トン、コンテナ積載能力は20ft海上コンテナ140個。主機出力は2500馬力で14ノットの速力を発揮できます。
同型船は他に2隻あり、写真の「つるみ」は最も古い2001年10月に就役しました。座礁当時は5名の乗員が居たようですが、全員が海上保安庁のヘリに救助され、けが人は居ないという事です。
・・・以上、座礁船って初めて見たと思ってたけどサイパン島で見たことあるわ。ef_end_63がお送りしました。