Quantcast
Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

南海7100系7123F@和歌山大学前

$
0
0

イメージ 1

和歌山大学前にて

和歌山大学前駅で撮影した南海7100系の7123F。昨年7月31日に緑色の復刻塗装をまとった10000系10004Fを狙って撮影に出かけた際の写真です。

和歌山大学前駅では午後の下り列車がこのように綺麗な順光で撮影する事ができます。写真の構図だと4両編成が丁度収まるような感じですね。引きつけても5両目までが限界でしょうか。

南海7100系は1969年に登場した南海の通勤形車両で、1963年に登場した7000系のマイナーチェンジ版として製造されました。

7000系に対して7100系はドアが片開きから両開きへ、窓が2段窓から1段下降式に変更されています。その他床下機器類の位置や数が異なっているようですね。

製造メーカーは近畿車輛と東急車輌製造で、合計152両が製造されました。この製造数は南海の形式の中では史上最も多いもので、現在も塗り替えられていません。

1969年に製造された新製時非冷房の1次車と1970年以降に製造された新製冷房車の2次車に分類され、このうち1次車は2003年7月までに全車廃車となっています。

2015年に入ってから再び廃車が始まり、1973年製で1995年に更新工事を行った7193Fが7月上旬に運用離脱後廃車となっています。

写真の7123Fは少々変わった編成で、本来は2両編成である7123Fの和歌山市方にサハ7890とモハ7162を連結した4両編成として組成されていました。

これはサハ7890とモハ7162が元居た編成である7161Fの難波方2両が住ノ江検車区内の事故で廃車となり、残った2両に2両編成の7123Fを連結し4両編成としたためです。

そのため通常の7100系4両編成はモハ+サハ+サハ+モハという編成なのに対して、この編成のみモハ+クハ+サハ+モハという構成になっていました。

7123Fの和歌山市方先頭車であるクハ7951には防護無線が設置されおらず、スカートも取り外されており実質的な中間車として運用されていたようですね。

この7123Fも昨年12月に千代田工場に回送されて廃車となった模様で、この変わった編成を見ることはできなくなりました。


・・・以上、ここの所車で走ることの多い鉄道員日記がお送りしました。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2912

Trending Articles