中島公園通停留場にて
札幌市電山鼻線の中島公園通停留場で撮影した札幌市電240形の248号車。昨年1月28日に札幌を訪れた際に撮影した写真で、札幌市電はこれが初撮影です。
写真の248号車は山鼻9条停留場に停車しているシーンで、それを300メートルほど離れた中島公園通の停留場から撮影しています。
札幌市電240形は1960年に登場した路面電車で、8両が製造されました。今年で車齢56年目を迎えるなかなかのベテランですが、在籍車両7両は札幌市電の中でも最多です。
しかも製造に際して1936年に登場した札幌市電150形の主要機器を流用しているとのことで、部品単位で見れば製造後80年が経っている物もあるようですね。
製造からかなりの年月が経っているため様々な改造が行われており、2度の車体更新工事や台車枠の交換、集電装置の交換などが行われています。
最近では前面表示器が従来の方向幕からLED表示器に変更されたようで、写真の時点ではまだ248号車は方向幕を装備していますが、2015年に全車が完了したとのことで今は248号車もLED表示器を装備しているのでしょうね。
写真の248号車は1960年4月に製造され、種車は150形156号車です。製造メーカーは札幌綜合鉄工協同組合を構成していた苗穂工業、現在の札幌交通機械。
・・・以上、なんとか頼むよ~鉄道員日記がお送りしました。