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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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海上自衛隊 護衛艦しらね OPS-28対水上2次元レーダー

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護衛艦しらね艦上にて

さて、前回の潜水艦救難艦「ちはや」の掲載で艦の個別記事は終了したので、また護衛艦「しらね」の各装備品の記事を掲載していこうと思います。

前回は対空レーダーのOPS-12を掲載しましたが、今回もレーダーのネタ。レーダーは近い場所に配置されている事が多く連続して撮影する事が多いので、ネタが続きがちになりますね。

今回掲載する「しらね」の装備品は対水上捜索用レーダーであるOPS-28。当ブログでは以前に護衛艦「せんだい」のOPS-28Cを掲載したことがありますね。

OPS-28は海上自衛隊が1980年から使用している2次元対水上捜索用レーダーで、このしらね型護衛艦に搭載するために開発されました。

アンテナにパラボリックシリンダー型の導波管スロットアレイを使用し、使用周波数はCバンド。開発と製造を日本無線が行った国産のパルスドップラーレーダーです。

アンテナは動揺修正装置の上に設置され、ロール角15度・ピッチ角7度まで対応する事が可能。派生型には1型・B型・C型・D型・E型があり、IFFの取り付け方式などの違いがあるようですね。

このOPS-28は対水上捜索用レーダーだけでなく、低空警戒レーダーとしても使用することが可能で、海面すれすれを飛翔してくる対艦ミサイルなどの低空目標の捜索にも使用されます。

一方で遠距離の精密捜索性能は高い物の近距離では低いようで、補助用の航海レーダーとしてOPS-20やOPS-22が搭載される場合があります。「しらね」もOPS-22を搭載していますね。

使用開始の1980年というのは「しらね」が就役した年であり、それ以降に就役した多くの護衛艦に搭載されています。またしらね型の前級であるはるな型には当初OPS-17が搭載されていましたが、FRAM改修でOPS-28に換装されました。


・・・以上、OPS-22の情報がない・・・鉄道員日記がお送りしました。

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