南海本線和歌山市~紀ノ川にて
南海本線の和歌山市~紀ノ川間で撮影した南海9000系9503F。和歌山市駅を出て直ぐに通過する踏切からの撮影です。平日朝の8両編成の急行ですね。
南海9000系は旧1000系の置き換え用に1985年に登場した南海の通勤形車両で、南海本線向けの車両とはしては初となるオールステンレス製車体を採用しています。
現在までに4両編成5本と6両編成2本の合計32両が製造され、全車住ノ江検車区に所属しています。製造メーカーは東急車輌製造。
まず1985年に4両編成3本が製造され、1986年に4両編成1本が製造、1987年に4両編成1本と6両編成1本が製造、1988年に6両編成1本が製造されました。
登場当初は緑色の帯を纏っていましたが、1994年の関西空港開業に合わせて南海が新CI戦略をスタートさせたため現在の塗装に変更されています。側面部には帯の跡がありますね。
現在4両編成は補助電源装置が編成中1基しか搭載されておらず、単独運用は行われません。そのため写真のように2編成を併結している姿がよく見られますね。
4両編成は5本ある以上、1本が常に予備状態となっていましたが、その1本が現在12000系と併結して特急サザンの自由席車として運用されています。
昨年12月の初運用では一往復して故障し、2度目も故障、3度目の正直となった今年3月12日の運用開始以来は故障もなく現在もサザン運用に就いていますね。
なお4両編成には電連が装備されていますが、6両編成は併結する必要がないため電連はありません。
・・・以上、何度か9000系サザンにも乗った。ぽっぽやがお送りしました。