舞港にて
2014年7月27日に海上自衛隊舞基地で行われた舞地方隊サマーフェスタ。そこで撮影した海上自衛隊艦艇の装備品を掲載しています。
まず最初に撮影したはやぶさ型ミサイル艇の装備品を続けて掲載してきましたが、今回で最後となります。最後を飾るのは90式艦対艦誘導弾。はやぶさ型の主武装ですね。
90式艦対艦誘導弾は海上自衛隊が運用している艦対艦誘導弾で、SSM-1Bとも呼ばれています。現在海上自衛隊が運用している艦対艦誘導弾はこれが最も新しいですね。
自衛隊では対艦誘導弾を80式空対艦誘導弾(ASM-1)からファミリー化して開発しており、このSSM-1Bもその一員です。なお海上自衛隊では哨戒機から発射する91式空対艦誘導弾(ASM-1C)も調達しています。
80式空対艦誘導弾から地上発射型の88式地対艦誘導弾(SSM-1)へ発展し、さらにそれを水上艦搭載型としたのがこのSSM-1B。
従来海上自衛隊では艦対艦誘導弾としてRGM-84ハープーンが使用されてきましたが、このSSM-1Bはハープーンの代替となる艦対艦誘導弾です。開発にあたってはハープーンと共用できる様に設計されています。
誘導方式はSSM-1と同じく中間誘導が慣性航法装置、終末誘導がアクティブレーダー誘導となっています。推進方式は発射時に固体燃料ロケットを使用し、巡航時はターボジェットエンジンを使用します。
発射後すぐに電波高度計によってシースキミングに入り、場合によっては回り込みながら目標へ向かうことも可能です。開発はファミリー化によって約4年で完了しており、SSM-1BとASM-1Cはほぼ同時に開発されました。
このSSM-1Bはむらさめ型護衛艦から搭載されており、その後登場したヘリコプター護衛艦を除く全ての護衛艦に搭載されています。ハープーンと同様に発射筒に納められているため外見はよく似ていますが、SSM-1Bは発射筒の先端に突起があるのが特徴ですね。
はやぶさ型ミサイル艇では最大4発を搭載する事が可能ですが、写真の様に3初搭載されている姿をよく見ます。
・・・以上、無視しても許されはしない。ef_end_63がお送りしました。