舞港にて
2014年の舞地方隊サマーフェスタで撮影した海上自衛隊艦艇の装備品を撮影順に掲載しています。この日は舞航空基地から舞基地へ移動するという海上自衛隊漬けの一日でした。
前回までははやぶさ型ミサイル艇1番艇「はやぶさ」の装備品を掲載していましたが、今回からははつゆき型護衛艦9番艦「まつゆき」の装備品を掲載していきます。
最初に掲載する「まつゆき」の装備品は改7.9m内火艇。多くの艦に搭載されている艦載艇なので自分も過去に何度も撮影したことがあり、このブログでもいくつか掲載していますね。
改7.9m内火艇は最大25人乗りの小型艇で、船質はFRP。25馬力のディーゼルエンジンを1基搭載しており、最大7ノットを発揮することが出来ます。
全長7.9m、全幅2.23m、排水量は4.177t。25人まで乗ることが出来ますが、25人も乗ると喫水線がかなり高くなるので、荒海では25人も乗れないかも知れませんね。
名称の通り改7.9m内火艇はベースとなった7.9m内火艇の改良型であり、7.9m内火艇で舵柄だった操舵方式を舵輪式とし、また副錨の運搬も行えるようになっています。
この改7.9m内火艇は艦艇同士・陸上との人員・物資輸送や救助、外舷の整備などに使用されます。通常は両舷に1隻ずつの2隻が搭載されており、右舷側の物に01、左舷側の物に02と番号が振られています。
この改7.9m内火艇の他にも11m作業艇という艦載艇があり、元々多くの補助艦艇は洋上作業の都合からか11m作業艇を搭載していました。最近では護衛艦への搭載も始まり、あたご型護衛艦以降は11m作業艇を搭載しています。
従ってこの改7.9m内火艇はたかなみ型護衛艦を最後に新しく搭載する艦が存在しません。上の写真は左舷側に搭載される「まつゆき02」で、この日は艦尾に係留されていました。
右舷側のダビットに搭載された「まつゆき01」
・・・以上、全く有り難いことです。ef_end_63がお送りしました。