アジア太平洋トレードセンターにて
昨年の3月15日にアジア太平洋トレードセンターで行われたOSAKA防衛・防災フェスティバル。自分は自衛隊装備を目当てに行きましたが、消防艇も撮影することができました。
アジア太平洋トレードセンターで撮影したのは大阪市消防局の消防艇「まいしま」。「まいしま」は天保山公園の近くにある大阪市消防局水上消防署に配置されている消防艇です。
地方自治体の消防本部に配備されている消防艇は、水上や沿岸で発生した火災や水難救助を行うことを任務としています。
海上においては海上保安庁が同様の役割を担っていますが、消防艇は海上のみならず河川や湖沼なども活動範囲となっているのが特徴ですね。河川において橋をくぐるために高さの抑えられたタイプもあります。
消防艇は主に船舶交通量の多い港湾や海峡付近、石油コンビナートの付近などに配備されていることが多く、また自衛防火組織も消防艇を保有している場合があります。
現在日本においては消防本部に40隻、消防団に13隻の合計53隻の消防艇が配備されています。大阪市消防局には現在の所この「まいしま」と「ゆうなぎ」「ゆめしま」の3隻が配備されています。
この「まいしま」は総トン数158トンで毎分50000リットルの放水能力を持ち、2000年4月に消防艇「なみはや」の後継として就役しました。
「まいしま」は単胴型消防艇としては国内最大級であり、船内に高規格救急医療機器を備えた救急室が設置されており海の救急車として傷病者の搬送を行うことも出来ます。
全長は37.8mで幅7.3m、主機関にはディーゼルエンジン2基を使用し推進機関はスクリュープロペラ2軸、加えてサイドスラスターも2基備えています。最大速力は22ノット。
船橋周辺。前方に大型・小型の放水銃が2基ずつ設置されていますね。
「まいしま」の伸縮可能な放水塔。大型の船舶に対応するのに必要な装備ですね。
船橋上部。水上レーダーに赤外線カメラらしき物が見えます。
船体後部に搭載されたジェットスキーと放水口。デッキクレーンもありますね。
この日は国際信号旗のUY旗(本船は訓練中。本船を避けよ)を掲げて会場近くを周回していました。
・・・以上、色々貰えてラッキーだったぽっぽやがお送りしました。