新今宮にて
昨年9月29日に撮影した南海1000系1005F。この日は翌日に定期運用終了が迫った南海7000系を撮影するため平日にもかかわらず撮影を行った日でした。
新今宮に着いてまずやってきたのがこの1005Fで、個人的に1005Fは遭遇率が高い編成ですね。撮影率とはまた別に、日常的に出会うことの多い編成です。
南海1000系は1992年に登場した通勤形電車で、関空開業を見据えた南海の新CI戦略によってそれまでの南海の車両とは一線を画すデザインが行われた車両です。
1992年から2001年までに6両編成10本と2両編成6本、4両編成1本の合計76両が製造されました。メーカーは全て東急車輌製造で、大きく分けて1次車、2~5次車、6次車の3グループに分類されます。
1992年に製造された1次車は従来通りの車両限界が適用され幅2744mmとなっていますが、1994年以降に製造された2次車以降は空港線開業により車両限界が変更されたため2850mmとなりました。
そのため1次車を幅狭車、2次車以降を幅広車と呼ぶこともありますね。具体的には1001F~1003F、1031F~1033Fが幅狭車でそれ以外の編成が幅広車です。
車体は軽量ステンレス製となっていますが、6次車以外は全て塗装が施されています。車内は車端部にボックスシート、中間にロングシートのセミクロスシートとなっており、ドア上には千鳥配置でLED式案内表示装置が設置されています。
写真の1005Fは1994年製造の2次車で、同年製造のグループには1004Fと1006Fがいますね。住ノ江検車区に所属していますが、かつては高野線で運行されたこともありました。
・・・以上、1005Fといえば住之江競艇。ぽっぽやがお送りしました。