和歌山港にて
和歌山港で撮影した南海フェリーの「フェリーつるぎ」。9月3日に海上保安庁の巡視船「きい」の入港を撮影しましたが、その際にこの「フェリーつるぎ」も撮影していました。
フェリーつるぎは南海フェリーが和歌山港と徳島港の間で運航しているフェリーで、ほぼ同型のフェリーかつらぎと共に2隻態勢で1日8往復が運行されています。
1996年に起工し1997年に進水、1997年7月16日に就航した船で、建造は臼杵造船所で行われました。このフェリーつるぎの就役によりフェリーたちばなが退役しています。
就航当初は和歌山~小松島間の航路に就役しましたが、1999年4月にりんくうフェリーの航路が開設され泉佐野~徳島間で運行されるようになります。
そのりんくうフェリーは1999年10月に休止となってしまい、このフェリーつるぎは和歌山~徳島間の航路に転配となっています。
相棒のフェリーかつらぎは元々りんくうフェリー用に建造されたフェリーで、やはり休止後に和歌山~徳島間の航路に転配となり、旧型船を置き換えています。
どちらもスペックはほぼ同じであり、全長108m、全幅17.5m、エンジン出力10800ps、航海速力18.7kt、最大速力21.6ktです。主機関は新潟鐵工所製6MG41HXを2基使用しています。
旅客定員は427名で最大搭載車両台数は8tトラック換算で39台。車両甲板に繋がるランプは船首と船尾の両方にありますね。
このフェリーつるぎは7月16日の護衛艦「あきづき」の艦艇広報の際にも撮影していますが、その時は右舷側で2枚しか撮影できませんでした。今回また撮影できて良かったです。
和歌山港に入港すべく方向転換するフェリーつるぎ。
朝のこのアングルは順光なのですが、この時は曇りの午後。
船首部。徳島港ではこの船首のランプを使用して車両を積み卸しします。
煙突と減揺タンク。ファンネルマークは南海のCIマークですね。
船尾側面の船名・船籍港表記と南海フェリーオリジナルキャラクターの「阿波野まい」「高野きらら」のイラスト。
和歌山港に入港していくフェリーつるぎ。この後回頭して船尾から接舷します。
・・・以上、DAN DARI DOO WA DEE!鉄道員日記がお送りしました。