岸里玉出にて
昨年12月26日に岸里玉出で撮影した南海2000系2038F。ド逆光でしたが2両編成を4本繋げた8両編成だったので撮影しました。やはりこの編成は面白いですね。
南海2000系は1990年に登場した通勤形電車で、難波から高野線山岳区間への直通運転を行っていた21000系・22000系を置き換えるべく導入されました。
山岳区間へ直通するため17m級車体となっており、4両編成9本と2両編成14本の合計148両が製造されました。1990年から1997年まで7次に渡って製造されました。
2両編成の数が多いため多様な編成が組まれており、写真のような2+2+2+2の8両編成や4+2+2の8両編成、4+2の6両編成、2+2の2両編成を見ることが出来ます。
全て高野線向けとして製造された2000系ですが、2005年のダイヤ改正で2300系が登場し、難波から山岳区間への直通運転も本数が大幅に減ったため本線に転属した編成もありますね。
この2000系は南海で初めてVVVFインバータ制御を採用した形式であり、制御装置は1次車・2次車がVF-HR-125を、3次車以降がVFG-HR-1810Aです。どちらもGTOサイリスタ素子を使用したインバータ装置。
2000系は電動車しか製造されておらず、写真の8両編成は8M0Tという恐ろしいMT比になっています。この2038Fは1995年4月に5次車として製造された編成です。
・・・以上、いまだに蚊が飛んでる。鉄道員日記がお送りしました。