浜寺公園にて
浜寺公園を発射して次の諏訪ノ森へと向かう南海1000系1008Fの難波行き普通。昨年12月26日に察鋭意した写真です。写真は後追いで、正面からは撮影していません。
南海1000系は1992年に登場した通勤形電車で、南海の新CI戦略を反映してそれまでの南海の車両とは異なるデザインを採用した形式です。この1000系や2000系から新しい世代の南海車に移行した感がありますね。
1992年から2001年にかけて東急車輌製造で6両編成10本、4両編成1本、2両編成6本の合計76両が製造されました。製造次数は第1次から6次にまで渡っています。
9年に渡る製造途中で様々な改良が施されており、特に1次車と2次車以降は車体寸法が異なるなど大きな違いがあります。また4両編成1本のみ製造された6次車は試作的要素の強い編成ですね。
1次車と2次車以降で異なるのは車体の幅であり、これは空港線開業による車両限界の変更が影響しています。1次車の幅は2744mmで、2次車以降の幅は2850mmとなっていますね。
車内はセミクロスシート配置となっており、車端部にボックスシート、中間部にロングシートが設置されています。どちらも新しく設計されたバケットシートで1人分の幅が明確になっています。
制御装置はVVVFインバータを採用し、1次車から5次車まではGTOサイリスタ素子を、6次車はIGBT素子を使用する制御装置を搭載しています。
写真の1008Fは1998年に4次車として製造されました。4次車は乗務員室の車掌側ワイパー操作器が移動しており、1008Fのみが4次車に該当します。
・・・以上、んーどういう風に撮ろうか。ef_end_63がお送りしました。