護衛艦あけぼの艦上にて
2015年7月19日に和歌山港で艦艇広報を行った海上自衛隊のむらさめ型護衛艦8番艦 DD-108「あけぼの」。その護衛艦あけぼのに搭載されている装備品を掲載しています。
いよいよネタも今回を除いて残りあと一つとなりました。今回掲載するのは羅針儀で、次回に掲載するのも羅針儀と同じく航海関係の装備品です。
羅針儀は一定の大きさ以上の船舶には必ず搭載されているコンパスで、一般的にはジャイロコンパスと呼ばれる事が多いですね。常に真北を指すようになっており、艦の針路維持や目標との方位測定などに使用されます。
本体部と上部の方位環で構成されており、揺れる艦上に設置されているため常に水平を保つ台座の上に固定されていますね。写真は艦橋の中央に設置されている主羅針儀。
この他両舷のウイングに従羅針儀が設置されています。主羅針儀及び従羅針儀は電気的に管制されており、従羅針儀は主羅針儀と同じ示度を表示する様になっていますね。
方位環の中央には蛍光塗料の塗られたワイヤーが張られており、方位を測定したい目標がいる場合はワイヤー越しに目標を見て、方位環の方位を読みます。
GPS等の機器類が発展した現在でも重要な航海機器として使用されており、体験航海などの際に艦長や航海長などがこの羅針儀を使用するシーンが見られます。
観艦式ではすれ違う観閲艦が前方45度に位置した時に敬礼を行うため、ウイングに設置されている従羅針儀で観閲艦の方位を測っていますね。
・・・以上、気泡缶式の水準器がある。鉄道員日記がお送りしました。