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Channel: 鉄道員日記(ぽっぽやにっき)
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海上自衛隊 潜水艦救難艦ちはや 膨脹式救命筏

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イメージ 1

横浜港にて

さて、前回で護衛艦いずもの装備品の掲載が終了しましたので、今回からは同じ日に見学した海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」の装備品を掲載していきたいと思います。

撮影日は2015年10月17日で、この日は観艦式の開催に合わせた艦艇広報として東京湾に面したいくつかの港で様々な艦艇が一般公開を行っていました。横浜港では護衛艦いずも、潜水艦救難艦ちはや、訓練支援艦くろべの3隻による広報が行われていましたね。

護衛艦いずもは大さん橋に係留されていましたが、潜水艦救難艦ちはやと訓練支援艦くろべは新港地区にメザシで係留されていました。個人的に、どちらも和歌山港で見学したことのある艦です。

見学時間の都合もあり、新港地区の2隻についてはあまり写真を撮影していません。潜水艦救難艦ちはやのネタは今回を含めて3つ。何れも和歌山港でも撮影した装備品ですね。

前置きが長くなりましたが、今回掲載するのは膨脹式救命筏。海上自衛隊の艦艇に幅広く搭載されている救命装備で、このブログでも以前に何度か掲載しています。

名前の通り非常時に膨脹して救命用の筏となるもので、普段は写真の様に円筒形のコンテナに収められています。民間の船舶にも多く搭載されており、一定以上の大きさの船には装備義務があります。

海上自衛隊で採用しているのは民生品と同じ物で、複数のメーカーから調達が行われています。救命筏の生産を行っているメーカーとしては、藤倉ゴムやRFD Japanなどがありますね。

各艦艇の乗員数に応じた数が搭載されており、違うメーカーの物が混載されていることもあります。作動時は写真の架台から海面に落下し同時に作動索が引かれて膨脹します。

筏自体はゴムやナイロンでできており、筏の内部には飲料水や非常食などの他にシーマーカーや発煙筒、レーダー反射器など早期に発見させる為の機材も備えられています。

写真の膨脹式救命筏は藤倉ゴム製のFRN-SV-25R型で、定員は25名。その他のスペックは外径4.43m、天幕展張全高1.91m、床面積9.68平方m、全浮力9261kg、コンテナ寸法直径700mm・長さ1200mmとなっています。


・・・以上、そろそろ本格稼働させよう。ef_end_63がお送りしました。

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